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2016/11/08 【Tue】

「上司がバカで怒ってばっかり」

会社員の友人に、「上司がバカで怒ってばっかり」なんてのをよく聞く。

僕は会社員じゃないけど、思い当たるふしはある。
たしかにエライ人はしばしば、怒ってばっかりで、話が通じないバカに見える。

かつて、誰の立場にも理解を示す「当事者たれ」を身上としていた僕は、
これは、仕事の違いの問題、かと思っていた。

担当編集だった人が編集長に出世したとたん、
全く話の通じない人になってしまった。なんてのはよくある話で。
「担当編集」は、オレと一緒に旅をする仲間だが
「編集長」は、関所の門番で、オレたちに難くせつけて通せんぼする。

そういう、仕事の違いで起こる「話が通じない現象」か、と。

「編集長は門番だから、オレたちを通さないのも仕事だ、仕方ないね」
とまぁ、彼の立場を分かったような気になっていたわけです。


でも、今の僕は「客観視もできるオールラウンダー(笑)」なので
「仕事の違いの問題」だけではない、むしろもっと簡単な理由だ、
と思っている。

「上司が怒ってばっかり」なのは「上司のほうが偉いから」です。
あらまぁ、あたりまえのことを。

名前に「上司」「部下」って上下が入ってるもんね。
もう 最初ッから、上下関係なわけです。


部下が、仕事に関して何か発言しただけで、怒る上司。

『つべこべ言うな!いいからやれッ!!』

パワハラ呼ばわりもなんのその。
部下の発言は、天秤にのることすらない。

決定権は上司が持っている。
どうせ最終的に上司が決めるのなら、話し合いという「手続き」なんか時間のムダ。
賢く忙しい人間は「手続き」なんかハショるべき。で、怒鳴る。
怒鳴れば部下は黙ります。だってコワイから。
恐怖で人を支配する方法。カリスマ気取りがよくやる手だ。

怒ってばかりの上司は、部下と話をするのが面倒なのだ。

あるいは、偉そうに怒鳴る自分に酔っているのかも。

ま、
上司がいつも、常に正しいならこれでも仕事は回る。
でも、困ったことに、いつもそうとはかぎらないっスよねぇ。

人の話に耳を貸せない人は、どんどんバカになります。
「怒ってばかりの上司」は、バカに見えるんじゃなく、バカになっているのです。
バカになっても自分を通せてしまう「仕組み」だから、
上司はますますバカになってしまうのです。

 *

さてここで、4つに割りますか。軸はこの2つ。
 上司-----部下
 偉そう---偉そうじゃない
4分割図(8)
世の中には、偉そうじゃない上司もいれば、偉そうな部下もいる、と
図は表しています。

しかし、
じつは4つに割って分かるのは「概念」だけで、その中の分布は分からないのでした。
 「偉そうな上司」と「偉そうじゃない上司」どっちが多い?
数までは分からないのです。
地図では「高低」が分からないようなもんですね。
「4つに割る」のにも、弱点があったんですね〜。 ま、それはいいや。

「偉そうじゃない上司」は、少なそうな気がしますね〜。

「偉そうにしてもOK」「他人の話を聞かなくてもOK」の立場の人が
「偉そうにしない」「他人の話を聞く」というのは、かなりの自律だと思う。


「偉そうじゃない上司」と聞いて、1人だけ思い浮かぶ人がいます。
昔、世話になった某誌の編集長。や、態度はチョー偉そうでしたよ。
でも彼は、こんなことを部下の編集者に言ったそうです。

「おまえが推すこの作品、オレは全然おもしろいと思わない。全く理解できない。
しかし、有能なおまえがそれほど推すのなら、「おもしろさ」はきっとあるのだろう。
いいだろう。連載しよう。
ただし、オレは理解できない以上、なにも言えない。なにもアドバイスできない。
責任はお前が負え。
担当であるお前が、作家とともに、毎号『これは絶対面白い』といえるところまで
練り上げろ。『責任を負う』とはそういうことだが、できるか?」

この作品は、雑誌で長期連載になりました。


「自分に理解できないものを天秤にのせて、自分が折れる」
スゴイね。これはバカには真似できないよ〜。

 *

もう何十年と連載してるようなサラリーマンマンガが
何本も何本も、未だに支持を得て続いてる、という事実があって。

あまりちゃんと読んだことはないッス。正直、食指が動かん。
でも、
「上司を飛び越して重役と、仕事以外の別件で仲良くなる」とか
「イヤな上司は、時々ギャフンと言わされる」などなど…
くらいのことは知ってる。

よーするに、
読者の「上司に対するストレス」の、発散になってるんだろう。

でもなんか、「憂さ晴らし」的なんスよねぇ。

憂さ晴らしではないモノが欲しい。
たとえば「下克上」的なこと。たとえば「革命」的なこと。
フィクションには、それくらいのことができるんじゃね?…と、思いまーす。

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